道路メンテナンスとは
「道路のメンテナンス」といえば、舗装の管理をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、私たちの事業は舗装にとどまらず、道路構造物全体を維持し、管理することです。
道路構造物には様々な要素があり、これらを包括的に管理・点検・修繕・清掃することが、安全で快適な道路の確保につながります。
~道路構造物の種類~
- 舗装、区画線
- 防護柵
- 遮音壁
- 標識、誘導表示施設
- 壁高欄
- 伸縮装置
- 橋梁の上部工、下部工、土木部
上部工:桁(主桁、横桁など)、床版など、橋の構造強度を支える部分。
下部工:橋脚、支承、排水管、排水施設など、橋の耐久性に直結する部分。
土工部:橋梁周辺の法面や緑地帯など、周囲の土木環境を含む部分。 など
道路メンテナンスの重要性
- 交通安全の確保
道路の劣化や損傷、視線誘導標・防護柵などの機能不全は、車両の安全な走行を妨げます。日常的な点検と定期的なメンテナンス、緊急時の補修作業は、道路利用者の安全を守り、交通事故の防止につながります。 - 経済活動への影響
道路のメンテナンスが行き届いていないと、貨物輸送・物流の効率が低下し、輸送コストが増加します。道路の良好な状態を維持することで円滑な交通が確保され、商業活動や人員輸送の活性化が期待できます。 - 円滑な交通
快適な道路環境を維持することは、ドライバーの疲労感を軽減し、道路状況を適切に伝えることで、交通渋滞や交通事故の発生リスクを減少させます。 - 環境への配慮
良好な道路状況は、車両の燃費向上や渋滞緩和に寄与します。さらに、雨水の排水システムの維持管理は、車両の運行障害を防ぎ、安全走行において重要です。特に冠水や帯水による走行不全を防ぐことが求められます。 - 道路の長寿命化
計画的なメンテナンスにより、道路構造物の機能を維持し、緊急修繕を減らすとともに構造物の延命につながります。これにより、ライフサイクルコストの削減につながります。
スバル興業の役割
スバル興業の立ち位置


高速道路や一般道の管理者(発注者)からメンテナンス業務を請け負い、現場の安全・品質・工程等の管理を行っています。
また、現場を熟知しているプロの目線でメンテナンスが必要な箇所を発見した際は、発注者へ迅速に報告し、メンテナンス方法の提案を行います。
施工管理ってどんな仕事


施工管理の重要な要素「QCDSE」
「QCDSE」とは、「Quality(品質)」「Cost(原価)」「Delivery(工程)」「Safety(安全)」「Environment(環境)」から頭文字を とった言葉です。道路メンテナンスを含む建設業界で、プロジェクトの進行と完成に不可欠な要素とされています。
-
品質管理(Quality)
設計図や仕様書の品質を満たすか試験を行い、出来を確認する。
-
原価管理(Cost)
人件費や材料費などのコストを管理し、利益を生み出す。
-
工程管理(Delivery)
工期までに完成できるよう現場の進捗状況を把握し、急な欠員や天候不良等も考慮した管理を行う。
-
安全管理(Safety)
事故を未然に防ぐため、危険箇所や作業での注意点を日々確認する。
-
環境管理(Environment)
自然環境/周辺環境/職場環境に配慮した工法・材料等を選び、管理する。